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成年後見等(後見・保佐・補助、任意後見)

成年後見制度は、判断能力が不十分である方ご本人を保護するための制度です。
保護の対象となるご本人を成年被後見人、被保佐人、被補助人といい、本人を援助するのが成年後見人、保佐人、補助人です。任意後見制度では、本人と任意後見人が、任意後見契約を結びます。
そして、後見人は、本人の代理人として法律行為を行ったり、財産管理を行うこととなります。
(例 老人ホームへの入居契約の締結、預金等の解約、相続の手続)。

1.手続の流れ ご相談・ご依頼から完了まで  2.必要書類  3.費用 4.手続きにかかる時間  5.その他

1.手続の流れ ご相談・ご依頼から完了まで

お問い合わせ・ご相談・ご依頼から完了までの手続きの流れは、以下のようになります。 

電話( 03-3386-5430 平日9:30〜17:30)・メール・来所(所在 地図)にて お問い合わせ
  ↓
費用の見積
  ↓
正式にご依頼
  ↓
費用のお支払い
  ↓
必要書類の取り寄せ・準備・作成・受領、本人確認手続き
  ↓
家庭裁判所へ申立て
  ↓ 申立てから審判まで、1〜3か月くらいかかります。
審判
  ↓
審判確定・登記

2.必要書類

主な必要書類は以下のとおりです。
・申立書類
・戸籍、住民票、登記されていないことの証明書
・医師の診断書

 申立書類作成のために、以下のものをご用意下さい。
  ご本人の財産に関する資料(不動産の登記事項証明書、通帳)
  収入に関する資料(年金額の分かるもの)
  支出に関する資料(医療費等の領収書)  など

3.費用

・医師の診断書 5000円程度

・成年後見等申立てのための書類作成 報酬 8万円〜10万円程度
 (作成書類の内容や数によって変わります。)
・申立てに必要となる書類取寄 報酬 1万円〜
 (戸籍謄本等の取寄をいたします。)
・取寄書類実費 5000円〜2万円程度
・本人面談、申立て同行日当 2万円
 (申立て当日には家庭裁判所へ同行いたします。)
・申立費用 7700円
 (東京家庭裁判所における申立てにかかる費用です。)

・調査官面談同行日当 1万円
 (必要に応じて調査官面談当日に同行いたします。)
・鑑定費用 10万円程度
 (家庭裁判所が調査官面談・鑑定省略とした場合には不要となりますが、お金の準備を一応お願いします。)

・その他実費 郵送料・交通費等

鑑定が省略された場合は、総合計で、約13〜19万円程度になります。
鑑定が行われた場合の鑑定費用、調査官面談同行日当が必要となる場合は、総合計で、約24万円〜30万円程度になります。
ご依頼内容によって変わる場合がありますので、ご了承下さい。

なお、申立費用7700円及び鑑定費用は、裁判所から認められれば、本人の財産から返還を受けられる場合があります。

また、家庭裁判所から成年後見人等として選任された後の報酬は、家庭裁判所によって本人の財産から後見人等に与えられることとなります。

4.手続きにかかる時間

 申立てをしてから審判まで早くて2週間、通常1〜3か月かかります。
 審判後、審判の確定まで2週間かかります。
 審判の確定後、後見等の登記が完了するまで1週間くらいかかります。
 審判の確定後1か月以内に、まずは財産等の調査を行い、家庭裁判所に財産目録を提出する必要があります。
 財産目録の提出後に、具体的な援助に着手することとなります。申立てからは3〜4か月後くらいになることが多いです。

5.その他

 ご本人のご親族には、申立てをすることや候補者を誰にするかについて事前にお話しして頂いた方が、その後の手続がスムーズにいくかと思います。

 申立ての際には後見人等の候補者をたてることができますが、必ずその候補者が後見人等に選任されるとは限らず、家庭裁判所により第三者が選任される場合もありますので、ご了承ください。

 詳細等はお尋ね下さい。

 ――→ メールによるお問い合わせ